アートギャラリー
愛と性、そして群集

おおらかで明るい愛と性、そしてシェタニと呼ばれる
いたずら好きの伝説の妖精など、
生き生きとした姿が印象的な彫刻を展示するコーナーです。


マコンデ彫刻に見る愛と性

大自然の中で生活していたマコンデ彫刻家たちの鋭い感性でとらえた「愛と性」をテーマにした作品です。子孫繁栄を祈願するさまざまな姿が彫られており、それらのイメージが背景となって若い男女の抱き合う姿をリアルに彫ったものから、抽象的に創造し、「性」のシンボルを大らかな表現であらわしたものもあります。



家族のリズム
家族のリズム

上のボンゴの頭をした男のシンボルから精液として出た卵のような子供を、下の女性が頭の上でしっかりと受けとめている。



絡み合う家族
絡み合う家族

髭を生やした男が妻と睦み合っている。歓喜の声をあげそうになった妻の口元を男は娘に聞かれまいとして、右手で押さえている。夫と接しながらも女の右手はやさしく娘の持つ水瓶に添えられている。ほほえましい家族の一面 。



自慰する骸骨
自慰する骸骨

円空仏のような荒々しいなた彫りで仕上げる様式を創ったのがサマーキである。 この作品は、男の行為をズバリ表現したユニークな骸骨である。



交わろうとする二人
交わろうとする二人

アリメラは、性をテーマにした作品を多く彫っている作家。この作品は、下品ないやらしさを感じさせない、独得のとぼけたユーモラスなフォルムが楽しい。

総作品点数/29点

群集をモチーフにした作品

シェタニ彫刻
「シェタニ」の語源は、「サタン」で、その昔、タンザニアとモザンビークの海岸に住む人々に、アラブの貿易商たちが伝えたものです。
 マコンデ族は、シェタニを通常、動物として考えられない生物、あるいは精霊に当てはめています。シェタニは気まぐれに人を助けたり、困らせたりする伝説上の妖精で、人間・動物・怪物と好きなように姿を変えると言われています。
 作家たちはシェタニを自由なイメージで作品に取り入れ、大きな耳や大きな口、むき出しの歯、または大きな目をした顔といった大胆なイメージで表現しています。



チョースケ
チョースケ

半抽象的にデフォルメして大きな耳、大きな目、舌が蛇になっていたり、ユーモラスに絡み合っている。



水入れを頭に乗せ子供を抱いた骸骨

今ではよく見られる大きな耳と大きな目に出歯のシェタニ、この原型を造りだしたのがカリントである。一人一人の動きの違いを見比べるとユニークである。 ウジャマは、人々の集まりや集団作業場示す。また、彫刻の場合は家系図を示すことが多い。



水入れを頭に乗せ子供を抱いた骸骨

顔全体の仕上げは刃先を打ち込んで、ささくれ立たせ、目鼻すじ、口と歯をなめらかに仕上げ対照にしている。顎の後ろから足が出、頬から手が頭に伸びるなどユニークである。

総作品点数/39点